レース直後、競馬場にて死亡する大波乱となった。
死因は、急性心不全と発表された。
2番ゲートの2番人気スキルヴィングは、レース直後、
鞍上のC.ルメール騎手(フランス)が、下馬すると、
そのまま横に倒れた。
前走、青葉賞勝ち馬として人気を集めていたが、
結果は、17着であった。
この模様は、YouTube各チャンネルにて配信された。
地上波TV放送は、日本ダービーを制した12番ゲート、
4番人気のタスティエーラと、鞍上の短期免許にて
来日中のD.レーン(オーストラリア)を映し、インタビュー
や、祝勝セレモニーの模様を配信していた。
テン乗り(騎手が、初めて乗ること)の競走馬が、
日本ダービーを制したのは、実に69年ぶりの快挙で、
さらに、外国人騎手の偉業となった。
G1名馬コントレイル以来の三冠馬誕生と期待され、
前走のG1皐月賞勝ち馬であり、圧倒的な1番人気
オッズ1.8倍のソールオリエンスは、5番ゲート、
東京競馬巧者の横山武騎手の鞍上で2着だった。
3着は、前走のG2青葉賞2着だったハーツコンチェルト
で、11番ゲート、鞍上が松山騎手であった。
今回の日本ダービーは、スタート直後にも、17番ゲート
8番人気の外国ドバイ参戦から帰国したドゥラエレーデ
に鞍上の坂井騎手が、落馬するなど波乱含みの展開だった。
レース前、パドック解説による推奨馬6頭が、全て
上位3着までを占める大予想的中🎯となった。
尚、今回、死亡したスキルヴィングは、G1名馬🐎
キタサンブラック産駒で、推奨馬にも挙がり、
2番人気と大人気で、ネットにて、その死を惜しむ
競馬ファンも多くいたことを示している。
ここまで育て上げた厩舎・調教師、馬主をはじめ、
何よりも新馬戦デビューの4走前から今回を併せて
5戦全てに鞍上したC.ルメール騎手が、項垂(うなだ)れて
悲しみながら救急車に乗って現場を後にする模様は、
YouTube競馬ネット配信された。
哀悼の意を、競走馬スキルヴィング3歳に捧げる。
チャンネルにて配信していた。
今年は、京都競馬場がリニューアルオープンし、
お祝いムードもあって、90周年を迎えた東京競馬場には、
7万人以上の競馬ファン大観衆を迎えた矢先の出来事だ。
PS.
283億8674万5400円で対前年比97・4%とダウン。
12レースG2目黒記念の売り上げは65億1353万4700円で
同104・3%とアップ。
東京競馬場は、戦前の明治40年(1907年)から昭和8年(1933年)
まで目黒区にあって目黒競馬場と呼ばれていたが、
現在(2023年)の府中市に移転して東京競馬場となり90年を迎えた。
28日の東京競馬場の入場人員は7万1868人(対前年比115・2%)
だった。
今回、さすがに、スキルヴィングの衝撃的な死亡ニュースを
知り、G1レース後に、JRA払戻金を軍資金として、地方競馬の
最終レースとなる四国高知競馬ナイターにまで参戦していた
ルーティンを急遽中止して、応援馬券として購入した
スキルヴィングを想う事とした。
ルメール騎手は、
「直線で全然反応しなかった。
ゴール後はふらふらだったので早めに止めたが…。
とても楽しみにしていた馬だけに、とても悲しい。
残念です」
と、沈痛な面持ちでコメントした。
管理する木村哲也調教師は、
「馬は一生懸命に走り、頑張ってくれました」
と言葉を絞り出し
「期待の大きな馬で、ダービーだけでなく、
その先もと思っていたのでとても残念です。
胸が苦しいですが、天国で幸せにすごしてくれることを
心から願っています」
と哀悼の思いを伝えた。